ARTIST

アーティスト
原 愛梨
アーティスト

HOKI

HOKI

【経歴】
2017〜活動開始(19歳)
2023.1 Hello Gallery Tokyo グループショー 東京
2023.5 ART BUSAN 2023 韓国
2023.6 ロイドワークスギャラリー 『One FACE 2023』 東京
2023.7 Hello Gallery Tokyo 個展 東京
2023.8+ART GALLERY グループショー 東京
2023.9 ART SHENZHEN 2023 中国
2024.3 GINZA SIX in Art glorieux グループショー 東京
2024.5 ART GALLERY UMEDA グループショー 大阪

 

【コンセプト】

創作をする上で自分の分身となるキャラクターを作りたかった。
そのキャラクターに意味を持たせようとした時に、真っ先に浮かぶのは人やモノの持つ物理的な強さだったり、権利的な強さだったり、感情だったりetc…を総称して、『角』を描き始めた。
強さの象徴として考えられたのが『角』であり、自然界での”角”と”強さ”の関係に深く着目した。
縄張り争いやメスの奪い合いには武力的に使われ、権力的に考えても縄張りのオサは角が大きく逞しい。
これまでの人生と今後の創作活動において、強いアーティストとはどういう事なのか、という哲学を、自然界での”角”を通して具現化している。
キャンバスでは僕なりの強さの答えが描かれており、キャラクターを通して日常に見えてくる強い生きものや物体を、物語のワンシーンの様に切り取っている。

 

 

【ツノダとの出会い】

昔から動物(虫含め)とアニメが好きで、絵を始めた時(19歳)にはポップアートの影響が強かった。
22歳のころ上京し、喫茶店で毎日のように絵を描いていた。
強さの哲学を自ら見出し、好きだったポップアートとの兼ね合いからツノダを発案。
最初は単純な角で、目や頭身も定まっていなかったが、漫画青年(鉄腕アトムなど)の5頭身キャラクターをモチーフに形成されていった。
角はアイベックス(ヤギ科)の角をモチーフにしており、角をもつ動物の中で一番惹かれた動物だった。

 

 

【作品への想い】

強さの解釈は様々であり、武力的、権利的、優しさ、幸運etc…
今後、作品たちがどこにいても鑑賞者には強さについて考えて欲しいと願い、制作している。

ツノダは作家自身を投影していて、どことなく不安と不満のある表情をしている。
自身の平凡な日常のように、鮮やかさが存在しない、くすんだ色彩を採用。スピード感のない表情とくすんだ色で鑑賞者に余裕を持たせる。

そんなツノダを通して、平らな日常に転がる出来事や生きものたちに意味を持たせる事で、平らな日常に花を咲かせてあげたい。
それがアーティスト(HOKI)としての強さだと考える。

 

 

【個展のタイトルの理由】

至極、平凡な日常を過ごしたい。
人並みの幸せであり続けたい。
それは僕にとって生涯のテーマである。

平らな日常に転がる物語たち。
一つ一つ拾う。

アスファルトを懸命に咲く花。
野良を生きるネコ。
汚れた地面をつつく鳩。
ギリギリで灯(つ)いた電球。

至って普通であり、それを見ても大抵なにも感じないであろう。
しかしそれら一つ一つは粘り強く生涯を全うしているのだと、僕は考える。
そうやって名前(存在する意味)を持たせてあげることで平らな日常に花が咲き、山や谷が出現し、充実した日常を過ごせるのだと思う。

平らな日常に花を咲かせることが強いものの例えである。
僕は人の日常に花を咲かせてあげることがアーティストとしての強さだと考える。

 

 

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